「公開日」だけを載せて、何年も同じ日付のまま放置しているページを見かけます。中身は定期的に手直ししているのに、日付表記がそれを伝えていないため、AIにも読者にも「古い情報かもしれない」と受け取られてしまうことがあります。よくある日付表記の書き方を4つの実例で見直します。
目次
結論:公開日だけの表記は、鮮度の答えになっていない
多くのページは「公開日:2026年〇月〇日」とだけ表示しています。しかし記事の中身を後から手直ししている場合、公開日だけでは「この情報は最新の状態か?」という疑問に答えられません。AIも読者も、公開日と更新日が別々に、正確に書かれているページの方が、情報の鮮度を判断しやすくなります。以下、よくある4つの落とし穴を実例で見ていきます。※以下の例は特定の実在サイトを指すものではなく、一般的に見られがちな表記パターンを一般化したものです。
落とし穴①:公開日しか載せていない
2024年3月1日
ページ上部に公開日だけが表示されている。その後、法改正や制度変更に合わせて本文を書き直しても、表示上の日付は2024年3月1日のまま。
公開日:2024年3月1日/更新日:2026年7月1日
公開日と更新日を別々に表示し、実際に本文を見直した日付を更新日として正しく反映させる。
落とし穴②:更新日を毎回動かしている
誤字修正だけで更新日を今日の日付に
誤字脱字の修正やデザイン調整だけで、表示上の更新日を最新の日付に書き換えている。
実質的な内容変更があった時だけ更新日を動かす
更新日を動かすのは、セクションの追加、結論の書き直し、制度・数値の変更など、内容に実質的な変化があった場合に限る。
落とし穴③:構造化データに日付を入れていない
画面表示だけで日付を伝えている
ページ上には日付が表示されているが、Article構造化データ(JSON-LD)には日付のプロパティが設定されていない。
画面表示と構造化データの両方に日付を入れる
Article構造化データにdatePublished(公開日)とdateModified(更新日)を設定し、画面表示と一致させる。
落とし穴④:本文中でどこを直したか分からない
更新日だけ書いてある
「更新日:2026年7月1日」とは書いてあるが、具体的に何を直したのかは本文のどこにも書かれていない。
何を更新したか一言添える
「更新日:2026年7月1日(相続登記の過料に関する記載を追記)」のように、更新の中身を一言添える。
なぜこの違いが生まれるのか
Googleは公式ドキュメントで、Article構造化データの推奨プロパティとしてdatePublished(初回公開日)とdateModified(実質的な変更があった最新の更新日)を挙げており、ページが大きく更新された場合には公開日ではなく更新日を鮮度のシグナルとして扱うとしています。一方で、実質的な追記・変更なしに日付だけを新しくする「見せかけの鮮度」は、ガイドラインに反するものとして案内されています。
自社ページの日付表記を見直す4つの視点
よくある質問(FAQ)
Q. 更新日を新しくすればAIに引用されやすくなりますか?
A. 「必ず」とは言えません。更新日はGoogleが公式に案内している鮮度シグナルの一つですが、それだけで引用が保証されるわけではなく、内容の正確さ・具体性と組み合わせて初めて意味を持ちます。
Q. 内容を変えていないのに更新日を新しくしてもいいですか?
A. おすすめしません。Googleは実質的な変更を伴わない見せかけの鮮度更新をガイドライン違反として案内しています。
Q. 既存ページを全部書き直す必要がありますか?
A. 一度に全部でなくても構いません。アクセスの多いページ、情報が古くなりやすいページから優先的に見直すのが現実的です。
まとめ:日付は「載せる」から「使い分ける」へ
公開日を消す必要はありません。公開日と更新日を分けて表示し、実質的な変更があった時だけ更新日を動かし、構造化データにも反映させるだけで、同じページがより正確に鮮度を伝えられるようになります。
株式会社THE WORLDは、福岡を拠点に、AIに正しく認識・引用される会社になるための対策(AIO/LLMO)をご支援しています。既存ページの診断・書き換えにご興味があれば、お気軽にお問い合わせください。



